What You'll Wish You'd Known
ひとつ、これを読んでいるあなた、そうあなた。あなたに訊きたい。
今のままの生活を続けていて、あなたはいったい何になれると思っているんですか?
ある日、突然、何もかも改善して、素晴らしい生活が降ってくるとでも思ってるんですか?
そんなこと今までありましたか?
昨日と、一昨日と、さして変わらない今日が、また明日も続いていくんじゃないですか?
だとしたら、あなたは今、何をすべきなんですか?
何もしないんですか?
そのまま、明日も明後日もそのままで、そのまま死んでいく。
それでいいんですね?
本当にそれでいいんですね?
そうなりますよ?
間違いなくそうなりますよ?
だって、昨日までそうだったでしょう?
何もしなかったから、昨日も一昨日も、ずっと何もなかったんでしょう?
そのまま死んでいく。何も変わらず、何もできず。
今のあなたの未来はそれだ。
あなただって本当はわかっているはずだ。
何もしなければ、きっと、何も変わらない。その可能性がすごく高い。わかっているはず。
本当に大切なものでないなら、そんなものにあなたの時間を使うのはお止めなさい。
あなたの人生はもう、だいぶん、過ぎてしまったのだから。
June 29, 2008
解説
April 30, 2011
- 2008年の初夏、この「What You'll Wish You'd Known」と題した文章を書いた。自分に向けてこの文章を書いた。文中の「あなた」は、僕のこと。この文章を書いたことで、あるいはこの文章を書いた時期を境に、僕の人生は劇的に良くなっていった。自分の人生に、責任を持つようになった。
- 「What You'll Wish You'd Known」というタイトルは Paul Graham のエッセイ「 知っておきたかったこと(What You'll Wish You'd Known) 」(January 2005)からお借りした。きっかけだったけど、結果的に内容はほとんど関係なくなった。
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